山形中央のドラフト候補右腕石川直也(3年)がプロ1本に進路を絞っていることが14日、分かった。石川は16強入りした夏の甲子園で自己最速の148キロをマークするなど、山形の公立校として初の大会2勝に貢献した。既に10球団から調査書が届き、23日のドラフト会議を待つ。

 甲子園終了後に庄司秀幸監督(38)と面談した。「できるなら上のレベルでやりたくて」とプロ志望を伝えた。社会人や大学進学は考えず、9月4日にプロ志望届を提出。現在はウエートトレーニングや1、2年生相手の打撃投手など練習を欠かしていない。

 プロのスカウトから将来性を高く評価されており、指名の可能性は十分にありそうだ。「不安も少しあるけど、楽しみの方が大きい」と石川。8日後に運命の日を迎える。【久野朗】