<運命の日を待つ(中):高校生編>◆浅間大基外野手(横浜)

 高校通算31本塁打のリードオフマンはいつもクールだ。取材でもあまり多くを語らなかったが、最後の大会を前に意外な言葉を聞いた。「高浜より打ちたくてずっと頑張ってきました」。チームメートで同じくプロ注目の高浜祐仁内野手(3年)に対するライバル心を初めて打ち明けた。内に秘めた並々ならぬ闘志が結果につながり、周囲の評価を逆転させた。【和田美保】