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プロ野球2007年度契約更改

オリックス吉井、新人扱いに激怒

2度目の更改を保留して引き揚げる吉井(撮影・岡本肇)
2度目の更改を保留して引き揚げる吉井(撮影・岡本肇)

 オリックス吉井理人投手(41)が球団の「ルーキー扱い」に怒った。20日、大阪市北区の球団事務所で今季2度目の契約交渉を行い、前回と同じ1000万円増の3000万円プラス出来高を保留した。04年オフにいったんオリックスを自由契約になり、その時点で年俸ベースと上がり幅が新人並となった。今季は7勝したが、プロ1、2年生クラスのアップ幅にしかならず、実績などを考慮しない球団に憤った。(金額は推定)

 リーグ最年長右腕は顔で笑って、心で怒っていた。

前回5日と変わらない1000万円アップの3000万円プラス出来高の球団提示に、首を振った。

 「高卒ルーキーと同じ物差しで測られるのはイヤ。自分で言うのも何だけど、ここまでやってきた実績やキャリア、チームメートに与える影響力などへのリスペクトが全然感じられない」

 吉井は故障の影響などで未勝利に終わった04年オフに自由契約になり、翌年2月にテスト生として再入団。年俸は500万円となった。それでもローテーション投手として復活し、05年は6勝、今年は7勝を挙げた。だが、上がり幅が少なく「一度リリースされた選手が元に戻るのは、日本では大変」とため息をついた。

 5日の交渉後は、次回決着を匂わせていた。それが変わったのは、11日から行った米国自主トレがきっかけ。アリゾナ州フェニックスのトレーニング施設でメジャーリーガー時代の知人に会うたびに「そんな数字(年俸)でやってるのか?」と仰天された。

 「お金がほしくて文句を言ってるわけじゃない。選手としての存在をはかるのはやっぱり年俸。そう言われて、恥ずかしい思いをした」。メジャー32勝右腕のプライドは傷ついた。

 機谷俊夫球団代表(44)は「ルーキーとは積み上げてきたものが違うし(金額には)反映させています。積み上げてきたものは査定の要素にあります」と語り、キャリアは考慮していると主張。再考の余地は出来高の部分にあるが、吉井のこだわる基本給は変わらない可能性が高い。溝は深いまま、年内に3度目の交渉が行われる。【堀まどか】

[2006年12月21日9時13分 紙面から]

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