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プロ野球2007年度契約更改
ダルビッシュ契約そっちのけで舌戦

- 国税電子申告・納税システムの開始届け出でキーボードを打つダルビッシュ
契約更改交渉が難航している日本ハム・ダルビッシュ有投手(20)が9日、球団フロントへの不信感をあらわにした。昨年12月25日の2度目交渉後に島田チーム統轄本部長の「あの選手より良かったと言われても…」の発言に激怒。次回交渉では代理人と球団へ乗り込んで、交渉そっちのけで発言訂正を直接抗議する構えを見せた。金銭面でも平行線をたどっているが、思わぬ“舌戦”へと発展。次回交渉は大荒れの様相を呈してきた。
舌戦の火ぶたが切られた。ダルビッシュはぶっきらぼうに「訂正してほしい。優勝はみんなでしたと思っている。1度も自分1人で勝ったとは言ってない。今度の交渉で直接言おうかとも考えている」と話した。この日、大阪府内で大阪国税局のイベントに出席。次回交渉で、代理人だけでなく自らも同席して島田チーム統轄本部長に直接抗議する意思を示した。
8日に成人式を迎えたばかりの青年の心は敏感だった。同本部長は、最初の交渉後に「優勝を過大評価している」と発言。さらに2度目は「ほかの選手と比べられても困る。みんなで勝って、僕はあの選手より良かった、と言われても…」と話した。この一連の発言に不信感をあらわにした。
44年ぶりの日本一に対する評価の「差」も溝を生んでいるようだ。ダルビッシュ側は2度目交渉で西武、ソフトバンクの上位球団に計5勝を挙げた点と日本一、アジア制覇の2点の再評価を求めた。代理人の布施裕弁護士(54)は「決して人との比較はしていない」と振り返った。さらに「島田さんの発言に対して、有くんが気に掛けているようなら和解を求めて援護する」と話した。
金銭面でも平行線をたどっている。昨季3000万円から倍増以上の7000万円(金額は推定)を保留し、越年した。ダルビッシュは「投手は1度故障したら終わり。生活かかっているし、上がる時に上げないと」と調停までも視野に入れる。その上に重なった今回の問題。このオフは阪神関本があくびで、西武赤田が携帯電話で球団側ともめたばかり。今度は言った言わない論争。ダルビッシュは、自ら交渉の場に乗り込む構えだ。【北尾洋徳】
[2007年1月10日10時3分 紙面から]
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