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プロ野球2008年度契約更改

ノリ733%増、セ史上最高年俸アップ率

 中日の中村紀洋内野手(34)がセ・リーグ史上最高の年俸アップ率を勝ち取った。29日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、年俸600万円から733%増の5000万円で一発サインした。06年ヤクルト青木の580%増を抜き、両リーグでも95年イチローの900%増、96年平井(ともにオリックス)の809%増に次ぐ史上3位の大幅増となった。

 即決だった。わずか20分の交渉を終えて晴れやかな表情で言った。「本当は5分で終わろうと思ったが、世間話で長くなってね。希望額は全然なかった。(額を)見ずにすぐ押そうと思っていました」。実際は1軍最低保障1500万円を手にすることになった打率2割9分3厘、20本塁打、79打点の活躍と、日本シリーズMVP(賞金300万円)も獲得し日本一に貢献したことが認められた。

 かつて年俸5億円を稼いだ男にとって、けっしてビッグマネーではない。それでも出来高さえ要求しなかった。浪人危機が骨身に染みている。「契約していただけるだけでありがたい。今年は成績よりも野球ができたという喜びがあった。税金が来年は楽になるので、その辺がよかったことかなと思います。この1年間は長かった」と言った。

 来季に向け、異例の早期始動も予告した。12月13日からのハワイでの優勝旅行でトレーニングを開始する。「腰に負担の掛からない暖かいところでスタートしたい。来年2月のキャンプに間に合うように(腰を)元に戻したい。今年以上の成績を残したい」。V旅行後も現地に残って練習する可能性も示した。背番号「99」と丸刈り頭は来季も継続する方針だ。(金額は推定)【益田一弘】

[2007年11月30日9時32分 紙面から]

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