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プロ野球2008年度契約更改

西武涌井「ダブル保留」背番18も難色

涌井は厳しい表情を浮かべ携帯電話を手にする(撮影・下田雄一)
涌井は厳しい表情を浮かべ携帯電話を手にする(撮影・下田雄一)

 西武涌井秀章投手(21)が10日、埼玉・所沢の球団事務所で行われた契約更改交渉で「ダブル保留」をした。パ・リーグ最多勝などの活躍で今季年俸3500万円からの大台突破も予想されたが、球団提示は8000万円。「えっと思った」という涌井が五輪予選の働きなどを訴え500万円の上積みを得たが、やはり合意に至らず保留した。

 背番号問題も保留となった。球団は現在の16番からレッドソックス松坂がつけていた18番への変更を10月から打診。だがあまりに重い番号だけに、涌井は「まだ早いと思っている」と答えを出せなかった。「重い? そりゃそうですよ。世間は簡単に言いますけど…」。16番で最多勝を獲得したこともあり、抵抗があるのも無理はなかった。

 それでも前田球団本部長は「将来のエースとして、ぜひとも」と懇願した。変更されれば16番は新加入の石井一久投手(34)になると思われるが「石井投手の名前が出る前に打診している」と関連を否定。その必死さに涌井も「どうしても変えてほしいと何回も同じことを言われた。真剣に考えてみようと思います」と前向きな検討を示唆した。次回交渉で変更を受け入れ、上積みが予想される年俸とともにダブル決着の可能性もあるが、どちらにせよ苦渋の決断を迫られそうだ。【大塚仁】

[2007年12月11日8時49分 紙面から]

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