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プロ野球2008年度契約更改

李が異例の申し出5000万円返上

李は会見で左手の手術あとを見せる(撮影・為田聡史)
李は会見で左手の手術あとを見せる(撮影・為田聡史)

 巨人李承■内野手(31)が17日に来日し、東京・大手町の球団事務所で4年契約の2年目となる来季の契約更改交渉を行った。左手親指痛に苦しんで、137試合、打率2割7分4厘、30本塁打と不振だった主砲は、チームに迷惑をかけた責任感から異例の自ら球団に減俸を申し出た。

 今季年俸6億5000万円から5000万円ダウンの、年俸6億円(推定)プラス出来高払いで契約更新の合意に達した。会見では不動の4番として来季日本一奪回を宣言。「(ダウンは)当然です。開幕から日本シリーズまで4番に座る。すべてをかけて日本一を手にする」と誓った。

 外国人らしからぬスンちゃんの“おとこ気”だった。昨オフ、出来高払いを含め4年総額30億円の大型契約を結んだ。シーズン終了ごとに契約更改交渉を行い、成績に応じ年俸の増減がある契約内容。李は「4番を守らずケガで2軍。満足できない成績です。金額について、何も言うことはありません」と言った。

 会見後は都内の病院に直行。10月に手術を行った左手親指つけ根の診察を受けた。回復は順調で、来年3月に行われる北京五輪最終予選の参加を復帰目標に設定。韓国代表が2月中旬に行う沖縄合宿での合流を目指す。「開幕より、ペースを上げてやっていく」。日課のウエート、下半身トレを行うため、日本滞在わずか8時間で韓国へ戻った。【宮下敬至】

※火へんに華

[2007年12月18日10時16分 紙面から]

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