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プロ野球2008年度契約更改

ロッテ成瀬338%アップ7000万円でサイン

 ロッテ成瀬善久投手(22)が18日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉を行い、1600万円から5400万円アップの年俸7000万円(推定金額)でサインした。旧年俸1000万円以上からの昇給率(338%アップ)では球団史上最高。今季は16勝1敗、防御率1・82で、最高勝率と最優秀防御率の2冠と大ブレーク。背番号も「60」から「17」に“昇格”し最高の1年を締めくくった。

 満面の笑みだった。タイトル料込みで7000万円へと大幅アップ。横浜高の先輩松坂が西武新人時代につくった1300万円から7000万円となったことを引き合いに、「松坂さんを見ていましたし、ここまでかな思っていました」と大満足の様子だった。

 プロ4年目の今季は開幕から先発ローテ入りし、投手2冠を獲得した。星野ジャパンでも北京五輪で左腕エースとして期待されるまで成長。「来年はより期待されると思うけど、(北京五輪)予選で精神力も鍛えられたし、はねのけられるんじゃないかな」と胸を張った。

 愛着ある背番号「60」から「17」を着ける。「今年は16勝だったので来年は(背番号と同じ)17勝を1つの目標にしたい」。今週末に合宿所を出てひとり暮らしも始め「できる料理はおかゆぐらいなので、(料理方法を説明する)ゲームを買って勉強します」。ファン拡大へ「成瀬シート」設置も検討中で、自立のために各方面へ年俸の増額分を投資していく。

 成瀬は「1年なら誰でもできる。(来年は)2年目のジンクスとは言われたくないし、勝つことを意識して投げたい。負けたときがプレミアだと思われるようになりたいですね」。背番号も若返る左腕エースの活躍が、来季V奪回のカギを握っている。【松本俊】

[2007年12月19日10時2分 紙面から]

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