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プロ野球2008年度契約更改
金本5・5億更改「4番譲りません」
- 契約更改交渉に臨み会見で笑顔を見せる金本(撮影・山岸満)
阪神金本知憲外野手(39)が27日、球団事務所で契約更改交渉を行い、2年連続で現役日本人選手最高年俸となる現状維持の年俸5億5000万円(金額は推定)でサインした。3年契約の2年目の来季は、広島時代から師弟関係を結ぶ新井がFAで加入する。
金本は「全日本の4番も入ってきますし。3冠王を取ってくれるんじゃないですか。『オレが4番を打つ』と言っていたらしいから。アライさんがね。負けないように頑張りますよ」と言って周囲を笑わせた。
阪神では今季終了時点で連続4番出場574試合を数え、巨人松井(現ヤンキース)を抜いて歴代1位だ。誇りがある。
金本によると、酒宴で新井が酔いながら「僕は全日本の4番ですよ。当然、僕が4番を打ちます。金本さんは5番を打って、あとは僕のフォローをして下さい。(敬遠のときは)お願いします」と話したという。。金本は「頑張ります…」と答えたというが、後輩の成長は認めつつも、もちろん譲るつもりはない。
金本は10月19日に左ひざの手術を受けた。損傷していた半月板を切除し、リハビリに専念している。来季は、通算2000安打にあと13本、通算400号本塁打にあと6本と2つの大記録もかかる。日本代表4番の加入を励みにしながら、鉄人は虎の4番を張るつもりだ。
[2007年12月28日9時14分 紙面から]
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