今季1軍初昇格を果たし、66試合に出場した阪神大和内野手(22)が20日、球団事務所で契約更改交渉に臨み、750万円増の年俸1300万円でサインした。自身では倍増の1100万円ラインを想定していたようで、予想以上のアップ。「初めてのこと、経験させてもらって、思っていた以上(の評価)でした。やった分だけは返ってくるんだな、と」。4年目で初めてプロの世界を実感した。夏場以降はスタメン出場の機会も増えた。

 球団からは守備力とともに、二塁から単打で本塁へ返る走塁面での貢献を評価された。「でも、打撃面で率残せてないんで、秋季キャンプで和田さん(打撃コーチ)に言われたこと、しっかり反復して、来年は今年以上の成績を残したい」。真弓監督が期待する「下克上」を実行すべく、打力磨きでの定位置奪取を目指す。(金額は推定)