楽天田中将大投手(21)が、“ダル級”の契約更改を目指すことになる。Kスタ宮城でファンイベントが行われた22日、報道陣から日本ハム・ダルビッシュの入団以来3年の成績と年俸の推移と、自身を比較したデータを示された田中は「数字はイニングとか負けていますけど、近いような結果を残していると思っています」と話した。ダルビッシュは4年目に2億円の大台を突破しており、今オフの目標は同額か、という質問には「金額とかは、言えないですけど」と明かさなかった。それでも、実績には、誇りを持っている様子。目標設定には、ダルビッシュを参考にしていることを、にじませていた。

 ダルビッシュは、入団3年で32勝。田中は35勝。ダルビッシュが15勝を挙げた3年目は207回2/3イニング。田中の3年目は同じく15勝だが、200イニングには達していない。チーム成績も、ダルビッシュは2年目、3年目ともにリーグ優勝に貢献。楽天も初めてCS進出を果たしたが、年俸アップ率は、2連覇のチームよりは少ないことが予想される。それでも近い評価を受けても不思議はない。

 3年連続の活躍が大幅アップにつながる、というのが球団の方針。来月下旬に予定される契約更改で、プロ野球史上3人目の高卒4年目1億円プレーヤー誕生は確実だ。くしくもこの日、かつてのライバル早大斎藤は、プロ選抜対大学日本代表で先発。田中の入団が決まった06年12月、楽天三木谷会長は、斎藤のプロ入り時には、1億円を突破するような田中の活躍を期待していた。マー君は1億どころか、その2倍近い評価を勝ち取る実績を、3年で残したことになる。【金子航】