巨人小笠原道大内野手(36)が来年の目標に「名球会入り」を掲げた。24日、東京・大手町の球団事務所で契約を更改し、4年契約の4年目で現状維持の年俸3億8000万円でサインした。あと168本となっている通算2000本安打について「偉大な先輩方に近づけるようにしたい」と来季中の大台突破に意欲を見せた。また、サヨナラ弾3本など印象的な活躍で日本一に貢献した亀井義行外野手(27)は倍増の6000万円で更改した。(金額は推定)

 4年契約の最終年にふさわしい目標ができた。個人成績についてめったに口にしない小笠原が、通算2000安打に関する質問には素直な思いを明かした。「意識はしています。長い歴史の中で2000という数字を通過していった選手は少ない。大きな数字だと思う。そこはゴール地点ではないけれども、1つの区切りにはなる」。大台まで残り168本。巨人移籍後は3年連続で150安打以上をマークしており、十分に達成可能な数字といえる。

 生涯打率現役トップの小笠原には、スピード記録への期待も膨らむ。プロ生活13年、1582試合の出場で1832本のヒットを積み上げてきた。来季中(144試合)に到達すれば、張本勲氏(1733試合)を抜いて史上3位に躍り出る。歴代トップの川上哲治氏(1646試合)を超えるのは難しいが、2位の長嶋茂雄巨人終身名誉監督(1708試合)は射程圏内にいる。

 チームを日本一に導く上で、モチベーションを維持するための格好の材料にもなる。1年間コンスタントに働かなければ、到達できない数字。「最大の目標は日本一であり、みんなの笑顔ですから。そこ(2000本)に固執してしまうと違う方向に進んでしまう。ただ、そのぐらいヒットを打つことができれば、チームの優勝のために最低限の貢献ができるのかな、という思いもある」。来年の秋は、チームの優勝争いとともに、小笠原の2000安打の行方も注目されそうだ。【広瀬雷太】