楽天田中将大投手(21)が22日、高額年俸に突入する来季以降も、契約交渉に代理人を使わない意向を明かした。この日、グアムでの自主トレから帰国すると「代理人?

 今のところは考えていません」と話した。尊敬する日本ハムのダルビッシュは2年目から代理人交渉。年俸アップのペースは高卒4年目で2億を突破したダル級の田中だが、来季以降も自ら交渉する。25日に行われる契約更改交渉では、今季の年俸7500万円から倍増以上の大幅アップを勝ち取りに行く。

 自分のことだから人には任せない。高額選手が次々と代理人交渉を選択する中、あえて自ら交渉することで、納得いく話し合いを目指す。年俸以外の要求についても「施設?

 いろいろ聞いてみたいことはある」と、施設改善にも積極的に意見する。今オフから1人暮らしもスタートの予定。自立した大人を目指し、できるだけ人の手に頼らない考えだ。

 自身2度目のグアム自主トレでは、同行した長谷部がインフルエンザにかかるアクシデントもあったが「僕は元気でしたよ」と笑顔を見せた。この日は帰国後すぐに、翌日の結婚式出席のため博多に出発。多忙な中でも体調万全の田中が、2日後には堂々と交渉の席につく。【小松正明】