西武GG佐藤外野手(31)がメジャー式契約で合意した。25日、西武ドーム内で契約更改交渉を行い、3800万円アップの1億500万円プラス出来高払いでサインした。満額1500万円になる出来高の5項目に、出塁率と長打率を足して算出される「OPS」が組み込まれた。メジャーで重視されるOPSについて、代理人の吉田朋弁護士は「球団からは打率という話でしたが、OPSの方が彼の持ち味である長打力を生かせる」と説明した。

 ここ2年は未更改のままキャンプインしていたGG佐藤だが、3年ぶりに自費キャンプを回避した。「例年通り代理人に任せて、自主トレに集中できました。今年は走ることをテーマに、1年間躍動していきたい」と気持ちを新たにした。全選手の契約を終えた前田球団本部長は「全員でキャンプをスタートできるのはうれしいことです」と晴れやかだった。(金額は推定)