横浜大家友和投手(34)が来季の目標に「人間力アップ」を掲げた。13日、横浜市内の球団事務所で契約交渉を行い、2年契約の2年目を現状維持の推定年俸1億円プラス出来高払いで更改。「変えていかなければならないのは自分自身。人間です。人間としてもっと成長しないといけない。もっと引っ張っていかなければならない場面もあると思う」と話した。

 1時間半に及んだ交渉時間は今季の契約更改でチーム最長。その大半をコミュニケーション不足の改善などの提言に費やした。「横浜は若い選手が多いので、コミュニケーション能力が高くない。高まれば人間として成長し、プレーも成長する」。交渉の席ではメジャー時代の経験も球団幹部に伝えて、改革を訴えた。

 日本球界復帰2年目となる来季は、さらに存在感も増す。「三浦さんが引っ張っていってくれる。僕は悪ふざけしているだけ」とかわしながらも、メジャー51勝の経験を積極的に若手に伝えていく意欲を見せた。