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ダル新守護神1回無失点2K締め/WBC

ダルビッシュはダンから三振を奪いマウンドで力強くガッツポーズを見せる
ダルビッシュはダンから三振を奪いマウンドで力強くガッツポーズを見せる

<WBC:日本9-4米国>◇22日(日本時間23日)◇準決勝◇米カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャースタジアム

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表が準決勝で米国を9-4で下し、2大会連続の決勝進出を決め連覇へ王手をかけた。5点リードの9回には、万全を期してダルビッシュ有投手(22=日本ハム)が初経験のストッパーで登場し、1イニングを無失点で締めた。23日(同24日午前10時38分開始)の決勝で宿敵韓国と今大会5度目の対戦。新守護神となったダルビッシュが「いけと言われれば準備する」と胴上げ投手になる。

 ダルビッシュが剛球で締めた。9回2死三塁。ダンをカウント2-2から真ん中低め速球で見逃し三振に仕留め、派手なガッツポーズを見せた。先頭ジーターを速球で遊ゴロ。ロリンズには右前打を許したが、ライト、ダンと両主砲から連続三振フィニッシュで連覇への扉を開いた。最後の速球は球場内のMLBテレビの球速表示では「108マイル(約174キロ)」をマーク。誤作動? したほどの、こん身のウイニングショットだった。

 心技体が合致した。「点差は関係なく、最後は0点で締めるつもりで全力でいった。絶対に勝ちたいと思っていた」。試合後、テレビ表示の100マイル(約161キロ)超えの質問にも、手応えがあったからこそ素直に答えた。

 ダルビッシュ 100マイル? 「速かった」って、周りも言っていたんで。これからは最速160キロって言いますよ(笑い)。

 大事な一戦で「スーパー守護神」を任された。公式戦、今大会で中継ぎはあるが、ストッパーは初めての経験だ。原監督は「今日勝たないと明日がないということ」と説明。本調子ではない藤川に代わっての抑え起用だった。前日、9回に登板することを告げられていた。藤川に試合中の調整法のアドバイスを受け準備した。「球児さんに、何回くらいから肩をつくったらいいのか聞きました」。抑えの座を苦渋の思いで明け渡し、送り出した先輩の気持ちにも応えた。

 昨年8月の北京五輪。不調だった理由の1つが直球に「浮気した」ことだった。浮き上がるような独特の速球をマスターしようと藤川をまねた。人さし指と中指、親指でボールを挟むように握り、はじき出すような感覚でリリースするのが球児流。それまでボールを手のひらが接するほど全体で握っていたが、一時、変えたことで自らの速球を見失った。「あれでめちゃくちゃになった。投げ方が分からなくなった」と周囲にもらしたという。

 しかし2度目の国際大会で迷いはなかった。自慢の速球は、メジャーを脱帽させた。ロリンズは日本投手陣の中で、真っ先に名前を挙げた。「アイ ライク ダルビッシュ。ストライクゾーンに恐れずに投げてくるね」。決勝も抑えを任される可能性が十分ある。いつもの役回りとは違うが「逆にこっちにも楽しみはある。やりがいを感じる。明日いけと言われれば準備する」と前向きだ。日本時間24日は最愛の長男の1歳の誕生日。胴上げ投手になれば、最高のプレゼントとなる。日本2度目の歓喜へ-。ダルビッシュが有終ゴールへと導く。【高山通史】

 [2009年3月24日8時58分 紙面から]

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