WBC日本代表候補の巨人沢村拓一投手(24)が9日、新外国人のホセ・ロペス内野手(29=ホワイトソックス)から“WBC保証”を受けた。今キャンプ初のフリー打撃に登板。「ストライク先行でバランスよく投げることを意識した」と、直球を中心にスライダーも投げ込んだ。対戦したロペスから「素晴らしい直球を持っている。グリンキー(ドジャース)のようだった」と絶賛された。メジャー通算91勝で09年のサイ・ヤング賞投手級の好評価まで得た。

 この日はボウカー、ロペスの助っ人陣と対戦し、全40球で安打性の当たりは6本。ボウカーへの3球目では直球でバットをへし折った。視察したWBC日本代表山本監督は「145キロは出てたのではないか。コントロールも良かったし、球に伸びがあった」と、うなずいた。前回大会にベネズエラ代表として出場し優秀選手に選ばれたロペスも「彼はきっとWBCでも活躍する」と、自信を持って太鼓判を押していた。