【フェニックス(米アリゾナ州)10日(日本時間11日)=四竃衛】侍ジャパンのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)3連覇に向け、インディアンス松坂大輔投手(32)、ブルワーズ青木宣親外野手(31)ら「元侍」のメジャーリーガーらが、全面的にバックアップする姿勢を明らかにした。2次ラウンド1組の突破を決めた侍ジャパンは17日(同18日)から始まる決勝トーナメントに備え、13日(日本時間14日)から当地で調整する。その期間中、松坂らは激励を兼ねて、対戦が予想される米国などの情報を伝えるなど、後方支援することになりそうだ。
同じユニホームを着ることはかなわなくても、「侍」としての思いは同じだった。決勝トーナメント進出を決めた侍ジャパンに対し、「元侍」の松坂は、すぐにツイッターを通して祝福の言葉を残した。「すごい試合でしたね。打線も爆発して、前田君の投球も圧巻でしたね」。日本と16時間の時差があるキャンプ地のアリゾナで、早朝から侍ジャパンの戦いを見守っていたのも、それだけ思い入れが強いことの表れだった。
連覇した過去2大会連続でMVPを獲得。五輪代表も経験した松坂は「ジャパン」の重みを痛感してきた。だからこそ、今回も力になりたいという気持ちは強い。「僕らにできることがあれば、遠慮せずに何でも言ってほしいです」と話す。大リーグのキャンプ地のアリゾナには松坂、青木、カブス藤川、マリナーズ岩隈、レンジャーズ・ダルビッシュら日本代表経験者がズラリ。決勝トーナメントを前に、実質3日間滞在して調整する侍ジャパンに協力を惜しむつもりはない。
数字や映像以上に、メジャーの公式戦で実際に対戦した感覚や経験談が、生きた教材となることは間違いない。米国で7年目に突入した松坂の場合は米国のジョーンズ、マウアー、ドミニカ共和国のカノら勝ち残っている国の主軸との対戦経験が豊富だけに対策や傾向を確認できる。
米2年目の青木も、相手対策などで必要とされるのであれば「もちろんです」と即答。可能な限りのサポートをするつもりでいる。前夜のオランダ戦は早朝からテレビ観戦。「台湾戦の勝ちが大きかった。今まで重かったものが少しは取れたんですかね。一緒に戦っているような感じで見てました」とうれしそうだった。
松坂、青木だけでなく、ダルビッシュ、岩隈らWBC経験者がおり、侍ジャパンから求めがあれば支援できる状況にある。「元侍」らの存在は実に頼もしい。




