侍ジャパンの小久保裕紀監督(45)が24日、都内で会見を行い、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表8選手を追加発表し、全28選手中27人が決まった。

 最終メンバーは28選手だが、あと1選手は後日発表することになった。会見の冒頭、侍ジャパンの広報担当者が「辞退者が1人いました」と説明した。日本ハム中島の評価が走攻守トータルで高く、選出が確実視されていた。

 日本ハム栗山監督は、中島について「体の状態を含めて、自主トレの状態を見たら無理させる状態ではなかった」と説明。春季キャンプでは1軍メンバーに入っていたが、23日に2軍スタートに変更となっていた。小久保監督は体調面を選出基準の中で重要視しており、出場可能なまでにコンディションが、上がらなかった可能性が高い。

 現状は遊撃を守れる内野手の層がやや薄く、最後の1人はソフトバンク今宮健太内野手(25)が最有力とみられる。身体能力が非常に高く、遊撃の守備はもちろん、俊足、犠打の小技も巧み。小久保監督の就任後は侍ジャパンの常連であり、不安視されていた右肘も不安はない。当初に中島を想定していたメンバー構成であれば、真っ先に名前が挙がるのが自然だ。他には広島田中広輔内野手(27)ロッテ鈴木大地内野手(27)も候補に挙がる。