西武の新外国人右腕、ブライアン・シュリッター投手(31)が剛球連発で首脳陣を驚かせた。9回表に対外試合初登板。4番モン・ウェイチャンの2球目に、この日最速153キロを記録するなど、速球でぐいぐい押し込み2奪三振、3人で試合を終わらせた。

 「1つ、1つと今の課題を解決していくだけ」と淡々と話したが、辻監督は「速かったね」と満足げ。「登板直前、ブルペンで受けていた上本がベンチに戻ってきて『ビックリするくらい速いですよ』なんて言っていた。大げさだろうと言っていたんですが、本当に速かった。投球練習から球速表示が150キロと出てましたもんね」と笑顔で明かした。

 土肥投手コーチは「球威はもちろん、制球がいいのも投手コーチとしてはうれしい材料」とこちらも満足げに話した。「去年の実績を考えても、抑えは増田と考えています。でも状況次第では、シュリを抑えでと監督に提案してもいいかもしれない。いずれにしても、うれしい悩みではあります」と話した。