第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕! 2大会ぶり世界一を狙う侍ジャパンだが、参加国も有力選手で戦力充実。現役バリバリのメジャーリーガーも多数出場予定。スーパースターを紹介する。

昨季メジャー9試合、3Aで61イニングで76K

ケビン・チャプマン投手 1988年2月19日、米フロリダ州生まれ。06年にタイガース、09年にホワイトソックスからドラフト指名されるも拒否し、最終的に10年ドラフト4巡目(全体119位)でロイヤルズ入団。12年にアストロズへトレードで移籍し、翌年8月にメジャーデビューを果たした。この年は25試合にリリーフし防御率1・77と好成績をマーク。しかし翌年は21試合で防御率4・64と悪化し、15年は3試合、昨季は9試合の出場にとどまった。3Aでは昨季61イニングで76三振を記録している。主な球種はツーシームとスライダー。父親がカナダ出身。191センチ、104キロ。左投げ左打ち。

カナダ代表のケビン・チャプマン投手
カナダ代表のケビン・チャプマン投手

他界した母のためにプレーを!昨季3割&34発

フレディ・フリーマン内野手 1989年9月12日、米カリフォルニア州生まれ。07年ドラフト2巡目(全体78位)でブレーブス入団。10年にデビューし、翌年には開幕から正一塁手として出場。21本塁打で新人王投票2位にランクインした。13年から2年連続でオールスター出場。昨季は打率3割2厘、自己最多34本塁打、91打点を記録した。両親がカナダ出身で、大会に出場について「10歳の時に母親を皮膚がんで亡くした。カナダのユニホームを着て、母親のためにプレーすることが待ち切れない。カナダ代表として家族と母親を代表し出場できることに感謝したい」とツイッターでコメントしている。196センチ、100キロ。右投げ左打ち。

カナダ代表のフレディ・フリーマン内野手
カナダ代表のフレディ・フリーマン内野手

黒田からメジャー初安打!昨季メジャー8試合、3Aで93試合

ダルトン・ポンペイ外野手 1992年12月11日、カナダ・オンタリオ州生まれ。10年ドラフト16巡目(全体486位)でブルージェイズ入団。14年9月に初昇格。同月19日ヤンキース戦で先発の黒田からメジャー初安打となる右前打を放った。翌15年の開幕戦では「7番中堅」でスタメンに名を連ねたが、打率1割台と不振でマイナー降格。9月に再びメジャーに昇格し、ポストシーズンでは主に代走と代打で5試合に出場し4盗塁を決めた。昨季メジャーでは8試合の出場のみ。傘下3Aでは93試合で打率2割7分、4本塁打、28打点、18盗塁だった。188センチ、88キロ。右投げ両打ち。