米国の「直球狙い」に気をつけろ! WBCにカナダ代表として出場した巨人マシソンが、侍ジャパンに米国打線を封じるポイントを伝授した。1次ラウンドでは米国に11安打を浴びて0-8で完敗。マシソンは登板しなかったが、メジャー軍団の破壊力を思い知った。それでも「(米国は)スーパースターがそろうすごいチーム。でも日本が勝つチャンスは十分あると思うよ」と笑顔を見せた。

 攻略の鍵は「変化球」にあるという。米国は直球に振り負けない猛者がそろうと分析する。「球種を絞ってくる。全般的に早いカウントは直球に絞っている感じがする」と戦った者だからこそ知り得る傾向を指摘。「どの球種というよりも組み立てが大事。いろいろ織り交ぜてパターンを常に変えていくこと」をポイントに挙げた。巨人の同僚で先発予定の菅野には「コントロールもいいし投げるスタイルを変えなくていい。自分らしさを出せれば問題ない」と太鼓判を押した。

 マシソンはこの日のヤクルト戦で、WBC敗退後のオープン戦初登板を果たした。1回2安打1失点も「感触は悪くない」と納得の表情。巨人在籍6年目と日本をよく知るナイスガイは「日本を応援したい。とても楽しみだよ」とエールを送った。【浜本卓也】