7月の名古屋場所で12勝を挙げて優勝次点、初の敢闘賞を獲得した豊山関(24=時津風)は、夏らしいスイカを描きました。

 「名古屋場所の時に、後援者の方から何度も差し入れでいただき、ちゃんこの後に毎日食べていたのがスイカでした。スイカは子どものころから好きです」と、うれしそうに話してくれました。

 好物だけにたくさん食べるのかと思いきや、そうではなかったそうです。絵では左側に描かれている、薄めにカットされたサイズのものを連日1枚。「おなかを壊さないよう、食べ過ぎに注意していました」。コンディション維持を優先して自制し、自己最多の12勝を挙げる好調の源となったようです。

 「名古屋は名古屋なので、また次は一生懸命頑張るだけです」。スイカの季節ではなくなる秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)は、スイカの思い出を封印して切り替える決意も語っていました。