絵日記企画常連の玉鷲関は、今年も特徴的な作品に仕上げてくれました。

さまざまなハートを描いて「愛」を表現してきた例年とは違って、今年はアイはアイでも「EYE」。目です。誰の目をモデルにしたのか気になるところ。「それはナイショ。フフフッ」と、当初は意味深な回答。でも、よくよく話を聞いていると、エルデネビレグ夫人のようです。巡業中のため、しばらく会っていませんでしたが、夫人の左目を思い出しながら、ものの数分で描いてくれました。やはり今年も、愛にあふれた作品でした。

では、なぜ目を描いたのか。もう1つの大きな疑問には「目はすべてを表すからね」と、答えになっているような、なっていないような回答。モデルこそ夫人ですが、相手の目を見れば考えが分かるのは相撲も同じという考え。「だから取組前に相手の目をずっと見る」。威嚇するような取組前のにらみは、勝負への強い気持ちの表れでした。