関取衆最小168センチ、最軽量99キロの前頭炎鵬関(24=宮城野)は、土俵上と同じく鮮やかに、ひまわりと太陽を描いてくれました。「(出身の金沢市の)隣町にひまわり畑があって、夏といえば、ということで描きました。ひまわりのように、まっすぐ、大きく、立派に、これから成長していきたい」と、思い出と今後の思いを込めた作品です。「冬よりも夏の方が好きですね」と、実家から自転車で約15分の海水浴場には、毎年必ず行っていました。

太陽は部屋の兄弟子の横綱白鵬を意味しているとのことです。「横綱という、太陽のようにまぶしい存在から、栄養をたくさん吸収したいです」。当たり前のように毎日接している、近くて遠い存在からは、得るものが果てしないと感じているようです。「今のままでは上に行くのは厳しい。もっと横綱から吸収して、心技体すべてに成長したいです」。誠実な姿勢が、抜群の人気を支えています。