亀田興毅特集
2006年8月2日WBA世界ライトフライ級王座決定戦
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亀田が度肝抜く演出で挑発!仰天調印式

- キューピー人形を手に、ハンバーガーをほお張りながら調印式会場に現れた亀田
WBA世界ライトフライ級2位の亀田興毅(19=協栄)が度肝を抜くパフォーマンスで敵にプレッシャーをかけた。2日の同級王座決定戦(横浜アリーナ)の調印式が7月31日、都内のホテルで行われた。初対面した同級1位のファン・ランダエタ(27=ベネズエラ)の眼前でハンバーガー1個を食べて不安視された減量が順調であることをアピール。「ベイビー」が愛称の相手に、大型のキューピーちゃん人形をプレゼントするなどド派手に盛り上げた。
無数のカメラのフラッシュを浴びた亀田は両手に「ある物」を持っていた。調印式の会場に入るやいなや、ムシャムシャムシャ…。アレは何? 視線の注がれた右手に持っていたのはハンバーガー。歩きながら、そして会見の壇上に座っても食べ続ける。調印書にサインする時も包み紙を手放さず、ゆっくりとかみながら完食した。続いてコップ1杯の冷水も飲み干した。この日は計量前日。1階級下げたライトフライ級での初めての試合だが、減量の不安を吹き飛ばす最高のパフォーマンスだった。
亀田「食べへん体でリングに上がっても弱いやろ。やっぱり食べてリングに上がらんと強くないからな。これはマクドナルドの普通のハンバーガーや。体重はリミット(48・9キロ)近いよ。コンディションも今までで一番ええな」。
マクドナルド社のハンバーガーは250キロカロリー。ご飯1杯(100グラム)が148キロカロリー、バターを塗った食パン1枚が200キロカロリーに相当する。100キロカロリーを消費するにはジョギングで距離2・5キロを走らなければならないという。計量前日の昼食として口にするのは危険な賭けとなる。それでも「減量なんて普通に練習すれば落ちる。減量は大丈夫」(亀田)。規格外ボクサーには全く不安はなかった。
食べるだけではない。プレゼント攻撃で敵の動揺を誘った。壇上に座るランダエタとの初対面の瞬間は眼前での仁王立ち。胸を張って左手に握りしめていたキューピーちゃん人形を手渡した。ランダエタのニックネームはベイビー。童顔なことから命名されていた愛称を逆手に取った。
亀田「見ての通り、キューピーのマヨネーズのやつや。名前が赤ちゃんらしいから赤ちゃんを持ってきた。相手に対して何もない。オレは豪快に倒してベルトを取るだけや。今までの世界戦にないような豪快な試合をする。ボクシングのレベルが違うからな」。
試合当日も極めて異例な「演出」がある。試合で使用する日本製8オンスのグローブに、日本初の試みとなる広告を入れる。スポンサー企業の20世紀フォックス社配給「X-MEN」の文字がプリントされる。またグローブも亀田の希望でホワイトに決まった。グローブとオーストリッチ(ダチョウ革)素材のトランクス、ガウン、シューズとすべて白で統一してリングに上がる。ド派手パフォーマンス&演出の連続が、亀田が世界奪取できる自信の大きさを示していた。【藤中栄二】
[2006年8月1日9時48分 紙面から]
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