亀田興毅特集
2006年8月2日WBA世界ライトフライ級王座決定戦
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亀田世界戦柏サポ会場集結 カリスマ誕生

- 太鼓持参でそろいのTシャツを着込み、応援に駆けつける柏サポーター
WBA世界ライトフライ級2位の亀田興毅(19=協栄)の世界戦は、サッカーJ2の柏サポーターと、闘拳ギャルの応援合戦になる。柏サポーター約70人が会場の横浜アリーナに集結することが1日、分かった。亀田兄弟・東京葛飾後援会に所属する柏サポーターが、仲間に呼び掛けて実現した。試合中の鳴り物を使った応援は禁止されているため、歌を大合唱して亀田を後押し。王座奪取の際には太鼓で祝福する。1万5000人収容の会場をJリーグをほうふつさせる一体感で覆い尽くす。
柏サポーターはJリーグ屈指の情熱的な応援を身上としている。そのスタイルをボクシング会場でも実践する。リーダーを務める横山孝樹さん(40=会社員)は「昔から応援している、大阪の後援会の人を押しのけてまで前面に出るつもりはない。ただし中途半端な応援をするつもりもない」。亀田が陣取る青コーナーからはっきり見えるように、赤コーナー上に集まって声を張り上げる。
亀田の意外な素顔が、柏サポーターの心を動かした。今春の後援会発足式で柏サポーターが警備を担当した。記念撮影を希望して殺到したファンからガードするのが役目。そんな中、身体に障害がある小学生の男児を見つけた亀田が「1枚ぐらいええやろ」と、こっそりその男の子を呼んで記念撮影したという。東拓史さん(28=会社員)は「テレビでは伝わらない優しい一面を見た。1人の人間として魅力を感じた」。その姿が下町気質の柏サポーターのハートをつかんだ。
硬派な大応援団とは対照的に、亀田人気を支える若い女性ファンも新たな応援スタイルで会場を熱くする。水戸市在住の長嶋美紀子さんと根本佐和子さん(ともに20=接客業)はうちわ、タオル、ペンライトなどアイドルのコンサートと同様の応援グッズを持参する。「声がかれるまで応援します」と前日から横浜に泊まり込んで備える。
これまでボクシングの試合では一部の後援会員が集まって応援する程度で、会場一体となった応援は少なかった。亀田の世界戦はそんなボクシング界の常識までも覆してしまう。野太い声援が響くサッカー式応援と、ペンライトが揺れるアイドル式応援。スタイルこそ対照的だが、会場を埋めるファンの願いは「亀田勝利」で一致している。【高田文太】
[2006年8月2日8時43分 紙面から]
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