このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > バトル > 亀田興毅特集 > ニュース



敗者ランダエタは強気な姿勢/ボクシング

試合終了のゴングで両手を挙げるランダエタ
試合終了のゴングで両手を挙げるランダエタ

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級王座決定戦12回戦>◇2日◇横浜アリーナ◇1万5000人

 敗者は、まるで勝者のように冗舌だった。WBA世界ライトフライ級2位の亀田興毅(19=協栄)に2-1の微妙な判定で敗れた同級1位ファン・ランダエタ(27=ベネズエラ)は「亀田はいい点はないボクサー。私が思うに弱いボクサー。これからいろいろと学ばなければいけない。単なる子供だった」と苦笑い交じりで言い切った。真の王者が誰であるかを誇っているかのようだった。

 「3ポイントは勝っていたと思う。判定を聞いたときはとても悲しかった」と振り返った。1回の終盤に「最初から狙っていた」という返しの右フックでダウンを奪う。直後に1回終了のゴングが鳴り倒しきれなかったが、その後も老かいな技でペースを握った。

 体力に不安があるという前評判も覆した。中盤以降、攻め込まれても巧みなロープワークでかわした。11回の1分すぎには左右連打から左ストレートをカウンターで浴びせ、亀田をぐらつかせた。「パンチをパンチで返すのは狙い通り」。クリンチで逃げようとする「闘拳」をほんろうした。

 技術はもちろん、精神面でも亀田を上回った。前日計量では紙おむつとおしゃぶりを手渡し、亀田本人や陣営を激怒させた。「彼はおむつを手ではねのけた。だが、彼には本当のおむつが必要だったと思いますよ」。まるで子供を諭す教師のような物言いだった。

 判定内容に不満はあるが、「WBAに抗議はしない。判定がおかしかったのは会場にいた皆さんが一番よく知っている」と冷静に話した。「亀田は私と再戦をしたくはないでしょうし」。敗者は最後まで王者のように振る舞った。【菅家大輔】

[2006年8月3日9時23分 紙面から]

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー



このページの先頭へ