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協栄史上最多世界王者10人目/ボクシング

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級王座決定戦12回戦>◇2日◇横浜アリーナ◇1万5000人

 協栄ジムが史上最多の通算10人目の世界王者を誕生させた。WBA世界ライトフライ級2位の亀田興毅(19)の世界戦はジムにとって通算81戦目。63年9月にWBA世界ライトフライ級王座を奪取した海老原博幸氏(故人)以来、43年間で大台に到達した。「チャンピオンメーカー」と呼ばれた先代の金平正紀会長(享年65)の王者育成術を、長男の桂一郎現会長(40)が引き継いだ。

 秘けつは2つある。まずは徹底した先行投資。「これは、と思う選手には思い切ってお金をつぎ込む。先代のやり方です。練習生でも世界王者の海外合宿に同行させるし、世界戦をリングサイドで観戦させる」と金平会長。同会長は昨年4月、グリーンツダが移籍金3000万円の入札方式で亀田を放出した時は真っ先に名乗りを上げた。獲得後は亀田の強化のために海外から世界ランク上位の選手を練習パートナーに迎えるなど先行投資した。

 2つ目は「勝たせるマッチメーク」だ。「先代の時代から世界王者の力量を見極めた上で挑戦させる」と現会長。カオサイという最強王者の引退を待って世界に挑ませた鬼塚はその代表例。今回も事前にWBA王者だったバスケスが王座を返上して階級を上げる情報を収集していたことでマッチメークできた。世界王者育成方法は、現在もしっかりと引き継がれている。【藤中栄二】

[2006年8月3日9時31分 紙面から]

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