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亀田父追放!子離れ宣告&指導一切禁止
亀田兄弟の父でトレーナーの史郎氏(42)がボクシング界から事実上の「追放」処分を受けた。日本ボクシングコミッション(JBC)は15日、WBC世界フライ級タイトルマッチ(11日)での亀田大毅(18=協栄)の悪質な反則行為への処分を決定した。大毅はボクサーライセンスの1年間停止、史郎氏は威嚇行為、反則を引き起こした責任で無期限のセコンドライセンス停止となった。興毅(20)大毅らの指導も含め、ボクシングにかかわることを禁ずる厳罰。処分とともに父との決別も迫られた亀田兄弟はボクシング人生の岐路に立った。
大毅の反則行為の代償は想像以上に大きかった。この日、協栄ジムを傘下に収める東日本ボクシング協会が、亀田家への厳罰をJBCに要望。JBC倫理委員会は、大毅を1年間のライセンス停止処分にするだけでなく、父史郎氏のセコンドライセンスを無期限で停止した。ライセンスはく奪に次ぐ重い処分。JBCの斉藤慎一専務理事は「はく奪が死刑なら、無期限は無期懲役と考えてもらっていい」と、処分の重さを例えた。
史郎氏への厳罰について、斉藤専務理事は4つの処分理由を挙げた。
(1)チーフセコンドとしてスポーツマンシップの理念の教導を誤った
(2)ゴング前のレフェリー注意の際の内藤陣営へのどう喝、威嚇行為
(3)チーフセコンドとして(大毅の)ルール違反を引き起こす行動を取った責任
(4)06年10月、今年4月にJBCから厳重戒告を受けた経緯
JBCの安河内事務局長は「ライセンスを停止した以上、選手への指導はできない」と話し、今後は、興毅、大毅らの指導も一切禁じた。
今回の世界戦だけでなく、過去の言動、ボクシングへの態度も問われた形だ。史郎氏のどう喝行為は、過去の亀田兄弟の試合でも多かった。同時にスポーツマンシップに欠けた行為の多さも指摘されていた。JBCに対して、東日本協会とともに史郎氏の無期限のライセンス停止を要望した日本協会の原田政彦会長は「試合後は互いにたたえ合うのがマナー」と話した。東日本協会の大橋会長も「史郎氏は過去に2度も処分を受けている。そこも加味した」と言い、協会内にはライセンスはく奪の意見も約半数いたことを明かした。
亀田兄弟は05年春の協栄ジム入り後は、都内のプライベートジムで練習を続けてきた。だが、東日本協会は、それが今回の「亀田家の暴走」につながったとも判断。今後は亀田兄弟のプライベートジムの使用を禁止した。そして協栄ジムに対して、亀田兄弟を他のジムの選手とともに同ジムで練習させ、しっかり管理するとの誓約書を求めた。
日本ボクシング界は悪質な反則行為を犯した大毅以上に、史郎氏の指導、ボクシングへの考え方を断罪したことになった。事実上の「亀田家解体」処分は、15日から執行された。亀田兄弟は16日から父の指導を受けることはできない。「ボクシングを冒涜(ぼうとく)した」(JBC斉藤専務理事)と指摘されて厳罰を下された大毅はもちろん、厳重戒告処分の興毅、来年7月のプロデビューを目指す三男和毅(ともき)の亀田3兄弟は絶体絶命のピンチを迎えた。
[2007年10月16日8時43分 紙面から]
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