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金平会長が亀田家にクビか謝罪か選択迫る

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会見の冒頭で謝罪する協栄ジムの金平会長
会見の冒頭で謝罪する協栄ジムの金平会長

 謝罪か、解雇か。亀田親子が二者択一を迫られた。所属する協栄ジムの金平桂一郎会長(41)が16日、出張先のロシアから帰国。日本ボクシングコミッション(JBC)に謝罪し、全面的に処分を受け入れた。亀田の父史郎氏(42)は大毅(18)の1年間のライセンス停止に不満を見せているが、同会長はジムとして亀田親子に公の場での謝罪を要求することを明言。拒否した場合は、契約解除も視野に入れて処分する可能性を示唆。謝罪しなければ、亀田兄弟は練習場も失うことになる。

 ロシアから帰国した金平会長は、成田空港から都内のJBC事務局に直行した。亀田家の反則行為と自身の監督責任について深謝。その後の会見で「いかなる処分も甘んじて受ける」と頭を下げ、不服申し立てをしないことを言明した。その上で「まず公の場に出ておわびすること。それが先です」と話し、亀田親子に謝罪を強く命じることを強調した。

 同会長は大毅の世界戦(11日)の翌日から、所属選手の対戦交渉のためロシアへ出張していた。JBCの処分は不在の間に決まり、自身もオーナーライセンス3カ月停止処分を受けたが「(反則行為は)危険でルールを逸脱したもの」と異論はなかった。さらに「内藤選手、宮田会長はもちろん、JBC、東日本ボクシング協会、ファンにも謝る必要がある。それが亀田家のためです」と続けた。

 一方、亀田親子は世界戦以来、公の場に姿を見せていない。JBCから処分が下った15日夜に、史郎氏がファクスで反省のコメントを出した。しかし、自らの無期限ライセンス停止は受け入れたものの、大毅のライセンス1年間停止には「あまりにも長い」と納得していない。謝罪には親子を説得する必要があるが、金平会長は「受け入れられなければ、一緒にやれない」と、拒否された場合は解雇する覚悟を示唆した。

 すでに15日の東日本ボクシング協会理事会で、亀田家は都内の自宅兼ジムでの練習を「規約違反」として禁じられている。今後は他の選手と同じように、所属ジムの協栄ジムでしか練習できない。同ジムから解雇された場合、練習場まで失うことになる。自らジムを起こすか、移籍先を探すしかないが、今回の一件で全国のジムの反発は大きい。仮に受け入れ先が見つかっても、協会やJBC、協栄ジムの許可が不可欠で、簡単にはいかない。そのままボクシングの道を断たれる可能性もある。海外で復帰を目指す道は残されてはいるが、練習環境やマッチメークなど、日本のような特別待遇はなくなる。

 金平会長は近日中に、史郎氏、興毅、大毅と話し合いを持つ。東日本ボクシング協会からはジムの処分も求められているため、あらためて3人から事情聴取する。その上で一家を連れて、内藤のもとへ謝罪に出向く意向。「まずは3人と話をしないといけない。(解雇の)可能性があるかは今は言えない」と言葉を濁したが、否定はしなかった。謝罪か、解雇か。亀田家が今後のボクシング人生を左右する選択を迫られた。【田口潤】

[2007年10月17日8時49分 紙面から]

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