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興毅VS内藤か!父離れ初戦いきなり世界
亀田興毅(20=協栄)が来年5月にも予定される再起戦でいきなり世界戦に臨む。同1月に予定されるWBC世界フライ級王者内藤大助(宮田)-同級1位ポンサクレック・ウォンジョンカムの勝者に挑戦することが26日、確実になった。この日、亀田家を代表して会見し、反則指示などについて全面的に謝罪。トレーナーの父史郎氏(42)は辞任という形でボクシング界から去った。地に落ちた信頼を回復するために、再起戦では実力者との対戦が求められる。父の後ろ盾なしで、厳しい復帰ロードを歩む。
再起戦からボクシング人生を懸けた大勝負になる。この日、興毅は亀田家代表として、一連の反則問題を全面的に謝罪。協栄ジムからも3カ月試合自粛の処分を受けた。一応のけじめはつけた。今後の焦点は再起戦に移るが、興毅は「フライ級の中で、一番強いと思っている。1日も早く世界王座を取るために頑張りたい」と即世界戦を望んだ。
当然、リスクは大きい。だが、今回の騒動で失った信用を取り戻すには強い相手と戦う必要がある。これまで亀田兄弟が実力差のある外国人選手との対戦が多かったことも批判されたからだ。協栄ジムの金平桂一郎会長(41)は「(再起戦の相手は)みんなが認める強い相手になるでしょう」と、“再起戦=世界戦”を示唆した。
WBA王者は同ジムの坂田健史。今夏に対戦が浮上も、業界内から同門対決への反対意見が強まり断念。必然的に、標的は大毅に続きWBC王者の内藤になる。内藤は来年1月、前王者で同級1位のポンサクレックと再戦予定。興毅は来年5月にも、その勝者と挑戦することになる。
内藤とポンサクレックはともに因縁のある相手だ。内藤には大毅が完敗し、反則行為を犯した。亀田家にとって、リベンジと真のみそぎのかかる試合になる。ポンサクレックにはデビュー時から挑発し、対戦を熱望。2年前には「スパーリングでボコボコにした」との発言に、激怒されることもあった。どちらとの対戦が決まっても、興味深い、盛り上がるカードになる。
亀田家の浮沈を握る、興毅の再起戦。ハードルは多い。史郎氏がボクシング界から完全に身を引いたことで、父との二人三脚は終結。今後は協栄ジムで他の選手と一緒に練習する。今までプライベートジムなど特別扱いされてきただけに、ジム内には「亀田アレルギー」も存在する。新トレーナーの教えが合うのかも未知数。過去目に付いた反則も、絶対に許されない。
前途は険しいが、興毅はあきらめるつもりはない。「不安だが一からのスタート。何事も一からやり直し。新しい亀田スタイルをつくりたい」。亀田家の汚名返上のためにも、再び世界の頂点を目指す。
[2007年10月27日8時56分 紙面から]
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