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亀田興毅がひとりぼっちも80分謝罪し通す
前WBA世界ライトフライ級王者で「亀田3兄弟」の長男興毅(20=協栄)が、涙ながらに約1時間20分間、謝罪し続けた。都内の協栄ジムで26日、金平会長同席で会見。弟大毅と王者内藤とのWBC世界フライ級タイトルマッチ(11日)での、大毅の反則行為を指示したことを認め、何度も頭を下げた。この日は同ジムから、自身に3カ月の試合自粛、大毅には厳重注意の処分も下された。辞任が発表された父史郎氏に代わって、一家を代表して出席し、今後の「新亀田スタイル」確立を誓った。
ネクタイ、スーツの正装で、興毅が会見場に現れたのは、開始予定の午前9時を5分ほどすぎた後だった。席に到着するなり、25日に丸刈りにした頭を深々と下げて「皆さん、遅れて申し訳ありませんでした」と報道陣に謝った。さらに内藤、ボクシング関係者への謝罪の言葉を続け、大毅と史郎氏の言動もわびた。
大毅の世界戦以降、初めての公の場。わずか10分程度で打ち切られた、17日の大毅と史郎氏の謝罪会見とは違い、すべての質問に答え、10時25分ごろに退席するまで謝り通した。
涙ぐんだのは「史郎氏への思いは?」と聞かれた時だった。「小さい時からここまで育ててくれたのはおやじやし、感謝しています。今ここにいるのはおやじのおかげ。みんなは悪いようにいろいろ言うけど、世界一のおやじやと思ってるから」と話すと、言葉に詰まった。
反則指示も認めた。JBCから厳重戒告処分を受ける要因となった、世界戦11回開始前の「ひじでもいいから目に入れろ」という言葉には「映像に残っているし、反省しています」。終始うつむき加減で会見した史郎氏とは違い、前を向いて話した。興奮状態だったことを明かし「反則指示があったと認識してよいのですね」と問われると「はい。言い訳をするつもりはありません」と言い切った。
対戦相手への挑発行為など、従来の亀田流パフォーマンスも「行き過ぎた点があった」と、見直すつもりだ。史郎氏主導だったマッチメークも、新たなトレーナーを中心にジム側に一任。亀田家ではなく、協栄ジムの一員として練習を再開する。「今のところは1人で、大毅が元気になったら2人で(協栄ジムに)通います。新しい亀田スタイルを兄弟そろってつくっていきたいと思います」と、一家の大黒柱となる決意を示した。すべての特別待遇がなくなり、普通のボクサーとして「2度目のデビュー」を迎えることになる。
[2007年10月27日8時59分 紙面から]
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