ボクシングのWBA世界フライ級3位・井岡一翔(井岡)が26歳の誕生日を迎えた24日、大阪市内のジムで念願の世界3階級制覇へ決意を新たにした。

 同級王者フアンカルロス・レベコ(31=アルゼンチン)に挑む世界戦は4月22日に大阪・ボディメーカーコロシアムでゴング。決戦まで1カ月を切って迎えたバースデーに「(26歳の目標は)ただ王座奪還ですよ。それさえできればいいくらい、懸ける気持ちがある。チャンピオンになることだけ考えて頑張ります」と力を込めた。

 気がつけば、2階級制覇の井上尚弥(21)、WBO世界バンタム級の亀田和毅(23)と、年下の世界王者も出てきた。「年上になってきたので、しっかり自覚を持って、自分がボクシング界を引っ張っていけるようにしたい」。ジム同僚の元WBAミニマム級王者宮崎亮(26)らとスパーを積んでおり「順調です」と笑顔。26歳の誓いを胸に、大一番へ備える。【木村有三】