WBA世界フライ級王者フアンカルロス・レベコ(31=アルゼンチン)が、同級3位の井岡一翔(26=井岡)に0-2で判定負けし、9度目の防衛に失敗した。

 王者のプライドを一気に打ち崩された。判定に納得がいかず「チャンピオンだったので、常に攻めの姿勢だったはず。私からすれば2、3点差で私の勝利」と、不満をあらわにした。

 それでも、新王者の井岡については「いいボクサー。ジャブがうまかった。スピードがある上に、自分の距離を保つのがうまかった」。井岡の軽やかなフットワークに惑わされ、思うようにパンチが入らなかった。「私の望みは再戦。できるだけ早く再戦したい」と、再起を誓った。