プロボクシングのWBOは21日(日本時間22日)、WBO世界バンタム級王者亀田和毅(23)とWBA世界同級王者ジェイミー・マクドネル(英国)が、5月9日(日本時間10日)に米テキサス州で対戦する試合を統一戦と認めないと発表した。WBAのバンタム級にはスーパー王者フアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)がおり、パヤノをマクドネルより上位の王者と認識していることを理由に挙げた。

 発表を受け、亀田プロモーションの関係者は「現状では現地からの報告は受けていない」と話すにとどめた。和毅は昨年11月のV2戦後から「次戦はマクドネルとの統一戦になる」とコメントしており、マクドネル陣営も対戦に合意していると発表していた。

 WBOは承認がないまま同団体の王者が戦うことを認めておらず、試合が行われた場合には和毅の王座を剥奪する可能性も示唆している。