王座を8度防衛していたフアンカルロス・レベコ(31=アルゼンチン)を2-0判定で破り、日本人2人目の3階級制覇を成し遂げたWBA世界フライ級新王者の井岡一翔(26=井岡)が、世界戦から一夜明けた23日、大阪市内のジムで会見を開いた。

 友人や知人から200件以上もLINEで祝福が入り「3階級制覇を達成できてうれしいし、ホッとした。やっと、リラックスできました」と、大目標を成し遂げて笑みをこぼした。世界最速18戦目で3階級制覇を達成し、陣営はギネス申請にも動く予定。井岡は「死に物狂いでチャンピオンになったんで、防衛していく中で、ビッグマッチにも挑戦していきたい。この階級は強いチャンピオンが多い。どの団体も強豪ぞろい。統一戦ができれば面白いと思う」と希望した。

 元2階級王者の叔父弘樹氏(46)は「勝った瞬間は、自分が勝ったようにうれしかった。一翔は、このまま一生懸命やってくれたら問題はないです」と話した。