チャンピオンカーニバルは決勝戦を行い、Bブロック1位の曙(45)がAブロック1位の諏訪魔を下し初優勝を果たした。予選リーグ最終戦でドーリングを破り勝ち点を8に伸ばした曙は、諏訪魔と激しい攻防を展開。裸絞めで絶体絶命のピンチに陥ったが、全体重をかけて後ろに倒れ込んでしのぐ。さらに、かわず落としで弱らせ、最後はヨコヅナインパクト(パイルドライバー)で試合を決めた。

 昨年は3冠ヘビー級王者としてこの大会に臨みながら、不整脈による体調不良で無念の途中欠場。苦節1年、見事初優勝で、全日本マットのトップ戦線に返り咲いた。「去年は2度とプロレスが出来ないかと思いながら毎日努力した。まさか1年後に中心に戻ってくるとは。今の曙は、3冠王者のときより強い」と言い放った。試合後は、3冠ヘビー級王者潮崎に挑戦表明。曙が持つ、世界タッグ王座への潮崎、宮原組の挑戦も決定した。