元世界2階級王者の長谷川穂積(34=真正)が5日、再起戦となるWBCスーパーバンタム級9位オラシオ・ガルシア(24=メキシコ)とのフェザー級ノンタイトル10回戦(9日、神戸市中央体育館)へ向けて、冒頭の約15分間だけ練習を公開した。

 8日前の練習中に痛めた右足首は「3日くらい休んで日に日に良くなっている。(痛みは)ほとんどない」と、不安なしを強調。

 34歳での再起戦に体力的な衰えも心配されるが、前夜は女子マラソンの渋井陽子(36)と初対面する機会があり「体力は(年齢を重ねても)上がっていくという話を聞いて安心した」という。

 体重は4日の練習終了時点でリミット(57・1キロ)まで残り500グラムと、減量も順調。「いいコンディションを作っていきたい」と試合本番を見据えた。