3冠ヘビー級選手権は挑戦者の曙(45)が、王者潮崎豪(33)を破り、2度目の王座戴冠を果たした。曙は初めてつかんだベルトを不整脈のため、昨年5月に返上。それから1年、チャンピオンカーニバルを制し挑戦権をつかみ取った。序盤からパワーで潮崎を圧倒したが、チョップや延髄斬りで何度も倒された。潮崎の全体重をかけたラリアットに、相撲時代に培った張り手で応戦し、徐々にペースを握った。最後はヨコヅナインパクト(パイルドライバー)をカウント2で返されると、両腕を決めての新技「ファイナルヨコヅナインパクト」でとどめを刺した。

 「最初に取った時より今の方が強い」と曙。スタミナの強化とダイエットに努め、20分以上戦う体力をつけてきた。「これからは絶対に負けない。みんなの壁になる」と宣言した。