プロボクサー辰吉寿以輝(18=大阪帝拳)が、7月20日に大阪・なみはやドームサブアリーナで1勝3敗の岡村直樹(25=エディタウンゼント)とプロ2戦目を行うことが1日、発表された。階級は4月のデビュー戦よりも1階級下のバンタム級。父丈一郎(45)がWBCのベルトを巻いた階級を直訴して「勝つだけです。KOで」と宣言した。

 デビュー戦では派手な打ち合いで2回KO勝ち。映像を見た感想は「全部、格好いいな」と自分にうっとり。ただ試合中は興奮状態でパンチをもらっていないと思ったという。「打たれないように、ちゃんとボクシングします」。プロ入り時に父から受けた「左を制す者は世界を制す」という忠告をリングで実行する構え。バンタム級に落とすことで自慢の強打がさらに威力を増す可能性もある。父が主戦場にした階級にチャレンジする。【益田一弘】