「K-1 WORLD GP 2015」(7月4日、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の、スーパーファイトに出場する55キロ王者・武尊(たける)の公開練習が6日、東京新宿区の「K-1ジム総本部」で行われた。

 武尊が行ったのは人気テレビ番組「SASUKE」式のトレーニング。昨年、今年と同番組出場している武尊はこの日、仮想SASUKEコースを準備した。本番さながらのコースを次々とクリアした武尊は、逆立ちのまま歩き、最後は華麗なバック転で公開練習を終えた。

 「昨年初めてSASUKEに出た時、基礎体力不足を痛感した」という武尊。その後、SASUKE合宿に参加し、「身体のバランスが良くなって、フィジカルの向上を感じている」。攻撃一発一発が重くなる一方、筋量が増えても、代謝が良くなって減量がうまくいくようになったという。

 対戦相手のハメッシュを「KO率が高くて右のパンチで倒すことが多い。ローキックも強いので、自分とスタイルが似ている」と分析する武尊。激しい打ち合いは必至だが「そういう選手の方がかみ合うと思うし、楽しく試合が出来ると思う」と前向きだ。

 「前回のトーナメントが始まる前に『55キロは軽いからKOが少ない』とか、『55キロは面白くない』と言われたのがすごくムカついた」という武尊。前回のファイトで「そうじゃないことを証明できた」とと胸を張る。そして、「次も55キロが一番激しくて面白い階級だということを証明して勝ちたい。大会当日は僕が一番輝いて、カッコいい勝ち方をして、目立ってやるので、それを見に来てほしい」と自信を見せた。

 入場料金など詳細および問い合わせは、K-1=http://www.k-1wg.com/へ。