ボクシングの東洋太平洋バンタム級王者川口裕(28=グリーンツダ)が1日、大阪府庁の松井一郎知事(51)を表敬訪問した。

 4月に新王者に輝いた川口は、松井知事から「ボクシングは厳しい世界。まず防衛戦に勝ってもらって。近いうちに世界王者になってください」と激励されて「大阪から世界王者になりたい」と約束した。

 8月2日には同級4位山本隆寛(24=井岡)と初防衛戦を行う。4月の同級王者決定戦で拳を交えた相手とのダイレクトリマッチになった。前回は判定2-1で僅差の勝利だった。「次は誰が見てもわかりやすい試合をしたい」と王者。6月には「第45代OPBF東洋太平洋バンタム級チャンピオン」という肩書が入った名刺を200枚作製した。まだ名刺は残っており「これは防衛しないと渡せなくなる名刺なので」。「前王者」にならないように、必勝を誓っていた。