4日の「K-1 WORLD GP 2015」(東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の公式計量と記者会見が3日、都内ホテルで行われ、木村“フィリップ”ミノル(21=ブラジル)が主役を演じた。

 65キロのスーパーファイト(ノンタイトル戦)に出場予定の木村は、予備計量で何と600グラムの超過。本計量でも500グラムオーバーで、合同会見中に減量する羽目になった。

 結果は1時間余りで500グラム減らすことに成功。急きょ開いた単独会見で「最後に苦しんだが、(体は)良い仕上がり。明日はオーラ全開で見せる。その次は70キロのベルトを取ったヤツの首を刈る」と、1月に65キロ王者ゲーオ・フェアテックス(30=タイ)を破った時の勢いを見せた。

 さらに、相手のマサロ・グランダー(20=オランダ)に対しては「1回右ストレート、2回左フックでダウンを取り、3回2分59秒のダウンで判定勝ち」と言いたい放題。そして、最後は「主役は遅れてやってくる」と得意のミノル節で締めくくった。

 その他の対戦カードは70キロ初代王座決定トーナメント・1回戦の山崎陽一-マラット・グレゴリアン、牧平圭太-ディラン・サルバトール、中島弘貴-サニー・ダルベック、渡部太基-ジョーダン・ピケオーをはじめ、スーパーファイトの武尊-ハキム・ハメッシュ、卜部功也-コンスタンティン・トリシン、ゲーオ・フェアテックス-左右田泰臣ほか。詳細および問い合わせは、K-1=http://www.k-1wg.com/へ。