グラドルボクサー郷司利也子(33=川崎新田)が、初の世界ランカー相手で3回TKO負けした。WBC世界女子アトム級15位日向野知恵(31=スパイダー根本)と対戦。初回から手数に有効打で圧倒されて劣勢の展開になった。2回には鼻から出血した。3回に右ストレートを浴びてクリンチで逃げるが、ホールディングで減点された。さらに右ストレートを浴びるとレフェリーがストップし、3回1分21秒TKO負けとなった。

 試合後はダメージにフラフラして、手を借りて医務室に向かった。防戦一方でストップにも「普段はもっと重い相手とやっている。4回に巻き返せると思った。もう少しやらせてもらいたかった」と強気に話した。「相手の手数に圧倒された。向こうが上手だったが、ファイター相手は楽しかった。あと1試合で6回戦にも上がるので」。完敗で3勝4敗と負け越しにも先を見ていた。