「K-1 WORLD GP 2015 サバイバルウオーズ」(9月22日、東京・後楽園ホール、日刊スポーツ新聞社後援)の、65キロスーパーファイトで、木村”フィリップ”ミノル(21=ブラジル)と対戦する相手が、平本蓮(17=チームペガサス)に決まった。

 対戦発表記者会見が25日、同大会を無料生放送するBSスカパーの本社(東京・赤坂・スカパーJSAT)で開かれ、主催のK-1実行委員会が発表した。

 1月のノンタイトル戦でK-1 65キロ王者ゲーオ・フェアテックス(30=タイ)から3Rにダウンを奪い、2-0の判定勝ちを収めた木村。その後、4月にHIROYA(23)を1R2分45秒でKO、7月の「K-1 WGP」ではオランダ若手の星マサロ・グランダー(21)に延長の末、逆転で判定勝ちした。

 今、K-1で最も熱い男として、本大会ポスターのビジュアルに単独起用され、期待は高まるばかり。「平本には勢いがあるので、なめてはいないが、簡単にひねる。オーラの違い、格の違いを見せる」と、11月にゲーオが行うタイトル戦にあらためて名乗りを上げた。

 対する平本は、高校生ナンバーワンを決めるK-1甲子園の昨年度王者。その後、プロデビューし、7月の「K-1 WGP」まで3戦負けなしという10代期待の星だ。会見では「パッキャオも最初はかませ犬で、そこからはい上がっていった。木村選手に思い切りかみつく」と気持ちを高ぶらせていた。