「K-1 WORLD GP 2015 〜サバイバルウォーズ〜」(9月22日、東京・後楽園ホール、日刊スポーツ新聞社後援)の65キロで、南野卓幸と対戦する和気光春が、インタビューに応じた。

 -K-1本戦出場が決まって、どんな心境ですか?

 和気 1月にKrushでプロデビューして、KrushのオープニングファイトやK-1のプレリミナリーファイトで試合をしてきたので、自分にもチャンスが巡ってきたなと思いました。このチャンスを生かすために全力で練習してきたので、本戦出場が決まってうれしいです。

 -和気選手が格闘技を始めるきっかけは何だったんですか?

 和気 僕はずっと野球をやっていて、格闘技とは無縁の人生を送っていたんです。そしたら友達が格闘技を始めて、それに刺激を受けて中2の時に自分も格闘技をやりたいと思いました。それからは完全に格闘技にハマっちゃって、野球の試合より格闘技の試合ばっかり見てました(笑)。

 -野球はかなり本格的にやっていたのですか?

 和気 小学4年生から中学3年生まで、クラブチームにも入って、キャッチャーで4番を打っていました。周りからも「高校に行ったらどうすんの?」とか、「野球を続けないの?」と言われたんですけど、「俺はどうしても格闘技やりたいんだ」と言って、高校に入ってからは格闘技1本です。

 -野球よりも格闘技の方が輝いて見えたのでしょうか?

 和気 1対1で戦うこともそうだし、1度、先輩の試合を見に行った時にリングで戦っている姿がむちゃくちゃ輝いて見えたんですよね。スポットライトを浴びてみんなの視線を集めているのがかっこよかったし、強さへの憧れもあったので、どんどん格闘技が好きになっちゃいましたね。

 -格闘技を始めたのはTANG TANG FIGHT CLUBですか?

 和気 はい。自分はずっとTANG TANG FIGHT CLUBで練習させてもらっています。

 -和気選手は第2回K-1チャレンジのAクラストーナメントで優勝していますが、あの大会のことを振り返ってもらえますか?

 和気 あの時は準決勝が不戦勝で、決勝だけ勝って優勝だったんですよ。だから優勝もうれしかったんですけど、自分的には準決勝が出来なくて悔しかったな、みたいな(苦笑)。でも自分が格闘技を始めて、またK-1が新しい形でスタートして、それはすごく刺激になりました。

 -和気選手はK-1からどんな影響を受けましたか?

 和気 魔裟斗さんの試合は好きだし、大和哲也選手が久保優太選手をKOした試合も好きでかっこいいなぁと思っていました。

 -今回、K-1に出るということで、たくさんの人が和気選手のことを見ると思います。自分のどんなところをアピールしたいですか?

 和気 やっぱりアグレッシブなところを見て欲しいですね。自分からガツガツ行って倒すところを見て欲しいです。

 -自分の試合でお客さんを沸かせたいですか?

 和気 そうですね。

 -もしかして和気選手は人前に出ることや目立つことが好きなタイプですか?

 和気 ……超好きっす。根がカッコつけなんで(笑)。

 -和気選手は現在18歳。今、K-1やKrushでは若い選手が活躍していますが、和気選手も刺激を受けていますか?

 和気 自分と平本蓮選手の試合がなくなって、平本選手が木村“フィリップ”ミノル選手と戦うことになったのは正直悔しいです。だから、いずれは平本選手を超えられるように食いついていこうと思っています。今のK-1の若い選手の中で平本選手が一番上にいると思いますけど、自分はそれを超えられるくらい、今からバンバン試合をして、次の相手もぶっ倒そうと思います。

 -K-1に出る上でどんな目標・野望を持っていますか?

 和気 今の僕はまだまだだと思うんですけど、K-1でもKrushでもチャンピオンを目指していきたいです。

 -ずばりK-1やKrushで活躍してモテたいですか?

 和気 そうっすね(笑)。かっこよくて弱いのはダメなんで、かっこよくて強い選手になります。

 ◆和気光春(わき・みつはる) 1997年1月5日、東京都足立区生まれ。3戦3勝(1KO)。177センチ。TANG TANG FIGHT CLUB所属

 入場料金など詳細および問い合わせは、K-1=http://www.k-1wg.com/へ。