ボクシングのIBF世界ミニマム級王者高山勝成(32=仲里)が、学生相手に苦戦した。同級12位原隆二(25=大橋)との2度目の防衛戦(27日、エディオンアリーナ大阪)を前に3日、東大阪市内の近大で10回のスパーリングを敢行。スリップダウンだったが、疲労のピークで2度もマットに膝をつく場面があった。高山が「正直やられました」。

 それでも原の「技術は自分が上」という挑発について「分かってへんねんな。国内でしか戦ってない彼とは見ている景色が違う。リングの上で分かる」と海外経験豊富な王者は自信を見せた。