ボクシングの元世界2階級王者の長谷川穂積(34=真正)が2日、神戸市内のジムで会見し、12月11日に世界ランカーと神戸市中央体育館でフェザー級10回戦を行うことを発表した。相手は未定。

 長谷川は5月のノンタイトル戦で右足首の靱帯(じんたい)を一部断裂しながら、29戦無敗だったWBCスーパーバンタム級9位のオラシオ・ガルシア(メキシコ)に判定勝ち。その後は進退を保留していたが、現役続行を決意した。

 「前回である一定の満足感があって引退しようかなと思っていたが、体が動かないながらも、あれだけの試合ができた。ケガなくできれば、どれくらいの試合ができるかと考えると、もう1度強いヤツとリングに上がって戦いたいと、自然に思うようになった」。次戦以降の世界再挑戦についても「自分自身が思うような動きができれば、チャンスあれば挑戦したい」と、意欲をみせた。