IBF世界ミニマム級王者の高山勝成(32=仲里)が、憧れの名王者が使用したガウンで闘志を高めた。24日、大阪市内のジムで会見し、12月31日にエディオンアリーナ大阪で同級8位ホセ・アルグメド(27=メキシコ)と3度目の防衛戦を行うと発表した。

 「思い切り暴れて締めくくりたい。自分のペースで戦って最後はKOしたい」。強気にKO宣言した高山の元へ、この日うれしいプレゼントが届いた。90年代にIBFバンタム級王座を16度防衛したオーランド・カニザレスが、王者時代に着ていたガウンだ。元WBAスーパーフライ級王者の鬼塚勝也氏が、以前もらっていた逸品を譲り受けた。10代のころからカニザレスを尊敬している高山は、早速試着し「着心地最高です。試合直前まで着ます」とテンション上がりまくり。打って良し、離れて良しのカニザレス同様に、巧みに動いてベルトを守る。